Saturday 27 July 2013

トンボとアイスクリーム




柿の実がだいぶ大きくなってきたなあ。あれっ、あれは何だろう? と思っていたら、
「あっ、車のアンテナにトンボがとまっているよ、ピノ」
と、打ち合わせに来ていたHさんが教えてくれた。

初めて見るトンボという虫透き通る美しい羽、縞模様の長い尾っぽ

か細い足でアンテナの下側に、どうして何分もとまっていられるのだろうか。ボクだったら、木に一瞬しかぶらさがっていられないのにな、と思った。「あれは、しおからトンボかしら?」マミーがそう呟くと、ボクは何トンボでもいいではないかと思ったのだけれど、彼は早速検索して、「しおからトンボのメスみたい」と言う。その返答にマミーがにっこり笑った。

「アイスクリームをあげるね、ピノ」
と、マミーが手のひらをボクの鼻先に近づけた。

ボクは初めてあこがれのアイスクリームをなめた。日本のあまりの暑さに、一口だけ、オファーしてくれたのだ。
ひとなめしたら、冷たかった。
もうひとなめしたら、あまかった。
もうひとなめしようとしたら、手のひらが見えた。
ああ、おいしかった。

一日に、ふたつも小さな発見をしたボクだった。

Saturday 20 July 2013

語学教室オープン!



今週から、マミー(大村じゅん)がAnchovy Studio で語学教室(イギリス英語、日本語)を始めました。生徒さん、秘かに募集中です。(juneomura@gmail.com)

一番乗りのNO.1 Mさん(英語学習)。この暑い7月に勉強を始めるなんて、何て勇敢で真面目な人なのだろう。ボクはベッドの中から「わあ、良くできました」「えっ、分からないの? 頑張ってよ」などと、勝手に心の中で拍手をおくったり応援したりしていた。

ボクは、話、読、書、は無論できないけれど、生粋のイギリス生まれ、イギリス育ちだから、聞いて理解するのは、朝飯まえなのだ。あっそうか、そうなの?、そうそう、ふうん、分からない、知ってるよ、などなど、お邪魔猫にならぬよう控えめに、無断で飛び入り参加していたのだが…。

あっ、しまった! 気がつくと、もうレッスンが終わるところだった。どうやら居眠りをしてしまったようだ。「じゃ、残りは宿題ね」と、Mさんはタスクを課せられた。このボクは、うたた寝していて、宿題もなし。やっぱりネコは気楽でいいや。

帰りにMさんはボクの頭を撫でながら、「また来週ね、ピノ」。
素敵な女性だなあと思った。
                               
                                               

Saturday 13 July 2013

小さなミョウガ見つけた!



「あっ、出てきた。ここにも、あそこにも。小さなミョウガ見つけた!」
と、マミーが声をあげた。この猛暑の中、ミョウガが元気に顔をのぞかせたようだ。

「ほら、ピノ、見てちょうだい。みょうがの花穂よ」
と、ボクに見せる。だが…、今日の収穫は小さなミョウガがみっつ。この前は確かナスがふたつだったなあ。これっぽっちなのに、なぜか嬉しいようだ。どうやらこれを薬味にして、この猛暑をソーメンで乗り切るつもりらしい。その喜びは分からないでもないが、ミョウガの群生から、これからどんどん花穂が出てくるのでしょう? 飽きるまで、ミョウガでソーメン召し上がれ!

のボクは、春夏秋冬、明けても暮れても、一年中相変わらずの食べ物でも、どういうわけかちっとも飽きることはないのだが…、ネコもやはり何かこうスーッとするものが味わえたらな、と日本の猛暑の日々に思う。

Saturday 6 July 2013

あつ〜い!





あつい、あついよ〜! 
東京の下町は、人情だけではなく、太陽もこんなにあつかったのか! 右にころがっても、左にころがっても、どうころがってもあついのだ。毛繕いもしてみたが、体感温度に変化なし。

もうすぐ梅雨明け。お次は? 灼熱の太陽が今か今かと出番待ちをしているのだろう。初めての日本の夏、ちょっと不安になってきましたゾ。