Thursday 28 February 2013

ボクのドアにビーズ飾りがついた日



入口の所にピノドアと呼ばれる扉がある。どうしてボクのドアかというと、ボクが外にすぐにエスケープできないようにと、ボクを阻止するために作られたドアだから。このドアの向こうに玄関ドアがあり、二重扉になっているのだ。それに、窓からも、やすやすとは出られないように、アイディアを駆使したピノ窓もある。全く手強い相手に取り囲まれているボクである。


完全内猫にされてしまう恐れを感じつつも、いつの日か庭が完成したら、せめて昔のようにウチの庭にだけでも出してもらえるように、ダディに甘えてみようと、企んでいるボクなのだ。エへへ…

前置きはこれくらいにして…、半透明のこの脱出防止扉に、今日ビーズ飾りがついたのだ。マミーがビーズ細工を施し、さり気なくおしゃれな扉になった。ビーズの小粒の露が可憐に彩る昼下がり、優しい光の中で目を閉じていたら、万華鏡の中で自分が舞っているステキな夢を見た。

これで、春のうたた寝の楽しみが倍増したかに思えたのだが…、どうもここでは思う存分居眠りはできなさそうだ。なぜかって? ここは出入口だったのです。

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