おばあちゃんはボクを見るなり「可愛い!」と言ってくれた。へへへ。でも本心はボクを怖がっているみたいだ。ボクの歯は鋭いので。ボクだって、おばあちゃんが怖いよ。だって、歯が一本もないのだから。ボクは爪も鋭い。おばあちゃんは? 爪はちゃんとある。
おばあちゃんは本当は猫が苦手なのだ。マミーも昔そうだったから仕方がない。親子だから似ているのだろう。マミーは、でも今、ボクを愛してる。だからおばあちゃんも、そのうちボクのことを本気で好きになってくれると思う。今日は初対面だから、これからじっくり、焦らず待つことにしよう。新しい家を見て「嬉しい嬉しい」と泣いていた。
ボクはもうそんなおばあちゃんが大好きになった。
メリークリスマス、おばあちゃん!
メリークリスマス、おばあちゃん!
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